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「オーストラリア長期研修レポート」 グエン フオン ハインさん

2012年度―学習成果報告 「オーストラリアでの日々を振り返って」

国際学部 国際学科3年 グエン フオン ハイン (海外留学プログラム・オーストラリア長期研修参加)
研修期間も残り2週間となり、帰国の準備や各レポートの提出などで忙しい毎日を送っています。
プログラムの終わりを迎え、なんだかちょっと寂しい気持ちがありますが、現地での出来ごとを振り返り、簡単にレポートにまとめました。


大学生活の後半を迎えた2012年4月、私は拓殖大学主催の長期研修に合格しました。第一志望は不合格でしたが、幸い第二志望のオーストラリアに合格することができました。それから急いで出発の準備やビザの手続きをしましたが、“STUDENT”ビザの申請・取得に三ヶ月を要し、書類の証明や翻訳には手数料がかかり、時間とお金に加え体力も必要となる非常に大変な作業でした。それにもめげず、最後まで粘り強くオーストラリア大使館へ通い、やっとビザを手に入れることが出来ました。留学生の私は、日本の大学に所属しながら第三国に留学することがどれだけ大変か、身をもって実感しました。

ステイ先でのホームパーティ(本人に右から2人目)
ステイ先でのホームパーティ(本人に右から2人目)

大学の前期試験が終わり、オーストラリア長期研修の出発の日を迎えました。8月5日に成田国際空港より拓大の長期メンバー5人と拓大短期研修団と一緒に出発しました。到着した瞬間、一番驚いたのがシドニー国際空港のサインポスが英語表記しかなかったことです。さすが英語圏だと初めて実感しました。

また、周りにいる白人の方を見て、グループの女子学生が「わあ、外国人がいっぱいいる!」と、とても驚いていました。いいえ、違います。彼らは外国人ではなく、現地人です。つまり、自分たちが外国人になったのです。今までの価値観や常識を変えるタイミングがやってきました。その時からサバイバル生活が始まり、人生の大事な一歩を歩み出しました。

シドニーに着いたばかりのころは、右も左も分からず、迷子になったことが数回ありました。人見知りの私ですが、勇気を出して現地の方に“I have no idea where I am” と尋ねて、親切に教えてもらうことができました。またレストランで注文することや店員に話しかけることさえ怖かったことを今思い出してみると、遥か遠い記憶のようです。

授業が終ったらすぐビーチへ(バスで15分)
授業が終ったらすぐビーチへ(バスで15分)

7ヶ月が経った今では、オーストラリアの生活リズムや風土、食生活にも慣れました。シドニーの激しい天候変化は有名で、一日の中に四季があるとよく言われます。最初のころ、自分も含めメンバー達が若干体調を崩しました。その時に、風邪薬をメンバーが分けてくれました。とても嬉しく、助かりました。

最後に提携校での勉強について報告します。私が所属するビジネス英語クラス(ABEC: Advanced Business English Communication)は自分のニーズや将来にぴったり合って、毎日楽しく英語を勉強しています。7ヶ月が経ち、コミュニケーション力や聴解力が確実に身に付き、少しずつ自信が付きました。

ただし、新出単語の量がとても多く、プロジェクト(プレゼンテーションなど)の提出義務が定期的にあるため、放課後、クラスメートとカフェでプロジェクトについて相談をしたり、意見交換をしたりしました。タームの最後の週までにプロジェクトのアイデアを形にしなければならないのでプレッシャーを感じることもあります。前のタームのプロジェクトでは5分以内のニュースを5人のグループで製作する難しいプロジェクトでしたが、非常に良いチャレンジで、思い出になりました。 (以下のリンクはoutstanding賞を頂いた5分ニュースの作品です) http://youtu.be/LiqRzrFfYtw

お世話になったABECの先生達
お世話になったABECの先生達

現地に滞在しながら語学勉強はもちろん、社会活動のボランティア活動などにも積極的に参加し、沢山の友達が出来、世界がより小さく感じています。

私が日本への留学中にオーストラリアへも留学ができたのは、様々な方の支援があって、はじめて出来たことです。常に感謝の気持ちを持つことで留学生活を頑張り、力を最大に活かすことで、卒業後に社会で何か貢献できたらと思います。

掲載日:2013年03月24日

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