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『掘りだしものカタログ1 先生×小説』 佐野正俊(外国語学部准教授)編著

掘りだしものカタログ1 先生×小説先生と生徒、師と弟子、学校、教室、子どもの成長--。「教える者」と「教えられる者」の様々な姿を描いた小説49作を紹介。

【紹介する作品】
ドーデ『最後の授業』、ケストナー『飛ぶ教室』、川上弘美『センセイの鞄』、重松清『舞姫通信』、田山花袋『田舎教師』、筒井康隆『文学部唯野教授』、中島敦『弟子』、夏目漱石『坊ちゃん』、武者小路実篤『真理先生』、魯迅『藤野先生』、山下夕美子『二年2組はヒヨコのクラス』ほか全49作品。

 

はじめに

先生、せんせい、センセイ…。あなたはこれまで数多くの「先生」に出会ってきたことと思います。もちろん、ここで言うところの「先生」とは、実体として(いわゆる「マジで」)目の前に存在している先生、そしてその代表である学校の先生に限りません。両親、先輩、友人、そしてあの人……、あなたの愛するペットだって「先生」であったはずです。なぜなら「先生」とは、私たちの学びを起動してくれる存在のことであり、その意味で、先生という機能(働き)を発揮している存在すべてが「先生」だと言えるからです。このような存在である「先生」と文学、すなわち物語や小説とはとても相性のよい関係にあります。なぜなら人間は学び高め合う生きものであり、その意味で「先生」のいない人はいないからです。

本書では、人生の良き師、字義どおりの反面教師、その他「先生」という働きを果たしている人物や出来事、「先生」が現象している場面など、なるべくバリエーションに富んだ「先生」たちを取り上げたつもりです。しかし、これらの「先生」たちは世の中にあまた存在する「先生」たちのごくごく一部にすぎません。

本書の作品を含めて、どうか人生において、できる限り数多くの「先生」に出会うことを祈っています。なぜなら「先生」に出会うこと、それはあなたの学びが始動したことを意味するのですから。なお本書には、「先生」との出会いに資すると編者が考えた文学作品のほか、評論その他の作品を数冊取り上げています。読書を通して、あなたが「先生」と出会うことに、本書が少しでもお役に立てれば望外の喜びです。

 

出版社 / 発行

明治書院/2009年2月10日

 

編著者

佐野正俊佐野正俊(さの まさとし)
1961年東京都三鷹市生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了。国際基督教大学高等学校教諭、東京都立大学人文学部非常勤講師などを経て、現在、拓殖大学外国語学部准教授。専門は国語教育学。最近の論文に「新しい〈読書論〉のために」『日本文学』№645(2007年)、「村上春樹における小説のバージョン・アップについて―『レキシントンの幽霊』の場合―」『国文学解釈と鑑賞』№926(2008年)などがある。

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