拓殖大学関連の刊行物

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『貿易の嫉妬』 I・ホント〈田中秀夫監訳、大倉正雄(政経学部教授)・渡辺恵一訳者代表〉

貿易の嫉妬著者ホントは『富と徳』(1983年/邦訳1990年)の編著者として一躍有名になったハンガリー出身の経済・政治思想史家。『貿易の嫉妬』(2005年)は渾身の大著で、刊行と同時に高く評価され、2007年にアメリカの政治学会賞と経済学史学会賞を受賞した。

本書では、J・ポーコックの「シヴィック・ヒューマニズム」やJ・ブルーアの「財政軍事国家」などを分析の枠組みとして駆使しながら、プーフェンドルフ、ヒューム、スミスの言説が検討されている。啓蒙主義や共和主義の理想が重商主義的国家間対立という背景のもとで、現実とどのようように対決したかということが描かれている。

その歴史記述は、世界的経済危機に直面しているわれわれの心に緊張感をもって迫ってくる。

 

出版社 / 発行

昭和堂 / 2009年5月

 

訳者代表

大倉正雄大倉 正雄 (おおくら まさお)
1947年、広島県生まれ。立教大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。
1994年4月、拓殖大学政経学部教授。アダム・スミスの会会員。専門は経済思想史。
研究課題は、イギリス重商主義期の財政思想史とW・ペティの経済思想

 

掲載日:2009年05月01日

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