『エンサイクロペディア　現代経済学入門』　茂木 創（政経学部准教授）著

本書は、大学生、一般向けに書かれた経済学の入門書です。最大の特徴は、「『ゴール』」が見える入門書」というところにあります。経済学を初めて学習する人にとって、「どこまで学習したらよいのか」という『ゴール』を意識して執筆されており、経済学初学者が大学卒業レベルの経済学の知識まで身につけられるよう、様々な工夫が施されています。「入門」と銘をうちながらも、深く掘り下げて学習しやすいよう、参考文献なども可能な限り盛り込んでいます。

ミクロ経済学・マクロ経済学の基礎知識から、ゲーム理論・財政学・金融論・経済史・経済学説・経済思想まで基礎的な内容を豊富に盛り込んでおり、講義の臨場感を生かした内容となっております。理解のための確認問題も充実していますので、公務員試験や各種資格試験、経済学検定試験（ERE）などへの対策としても有効な一冊となっています。

目次

• 第1章　経済学の世界
• 第2章　市場
• 第3章　家計の行動
• 第4章　企業の行動
• 第5章　経済厚生と資源配分
• 第6章　不完全競争市場（1）
• 第7章　不完全競争市場（2）
• 第8章　市場の失敗と政府の役割
• 第9章　国民経済計算
• 第10章　財市場と財政政策
• 第11章　貨幣市場と金融政策
• 第12章　財・貨幣市場と総需要
• 第13章　労働市場と総供給
• 第14章　景気循環と経済成長

出版社 / 発行

唯学書房 / 2014年3月28

著者紹介

茂木　創 （もてぎ　はじめ）

群馬県太田市生まれ。専門は国際経済学。2002年慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。2008年より拓殖大学政経学部准教授。2006年には財務省の派遣により中国社会科学院世界経済與政治研究所客員研究員を務める。第24回高橋亀吉記念賞佳作受賞（2008年）、第5回日本貿易会賞優秀賞（2010年）ほか受賞。群馬県産業教育審議会審議委員を歴任。

掲載日：2014年04月03日