拓殖大学関連の刊行物

ホーム > 拓殖大学情報NOW > 拓殖大学関連の刊行物 > 『日本人とCSR─遊戯・フロー体験・ダイバーシティ』 潜道文子(拓殖大学経営経理研究所長・商学部教授)著

拓殖大学関連の刊行物

『日本人とCSR─遊戯・フロー体験・ダイバーシティ』 潜道文子(拓殖大学経営経理研究所長・商学部教授)著

140911sendo.jpg2003年頃から日本で導入されたといわれるCSR(企業の社会的責任)は、ヨーロッパ発のステイクホルダー(利害関係者)との新たな関係を構築するマネジメントの基盤と言われていますが、実は、日本ではすでに江戸時代に、CSRの 源流といえるようなマネジメントスタイルが存在していたといわれています。本書では、日本人がビジネスにおいてCSR経営を実践してきた歴史を振り返り、かつ、CSRの側面から、グローバル経営時代に求められる進化した経営戦略について考察しています。

また、サブタイトルの「遊戯」や「フロー体験」(楽しい活動をしているときに感じる没入感)は、ステイクホルダーの中でも働く人々(従業員)に着目し、遊戯やフローの要素をマネジメントに取り込むことによって、組織と働く個人の双方に価値を創造する可能性を検討しています。さらに、「ダイバーシティ」では、労働の多様性の中でも、特に「女性」に着目し、ジェンダーとしての女性の特性やリーダーシップスタイル、経営戦略との関係等について論じています。

もうひとつの柱として、近年、世界的に注目されている「社会起業家」や「ソーシャル・エンタープライズ(社会的企業)」を取り上げています。営利企業は、CSRや企業倫理などが重視される経営環境の中、BOPビジネスをはじめとする公共領域の活動に新しいビジネス領域を模索していますが 、その一方で、多くの社会的企業も含まれるNPO組織は、公共領域でいかにして利益を生み出す活動ができるかを考え始めています。このあたりに、今後の「企業と社会」のあり方のヒントが潜んでいるように思われます。

本書では、このような多角的な視点から日本企業のCSR戦略論を考察しています。グローバル競争の時代において、日本企業の強みと課題を新たな側面から再検討するきっかけになれば幸いです。

 

出版社/発行

白桃書房 /2014年3月26日

 

著者
潜道 文子(せんどう あやこ)
SENDO_Ayako[1].jpg

拓殖大学経営経理研究所長、拓殖大学商学部教授。早稲田大学商学部助手、湘南短期大学商経学科助教授、高崎経済大学経済学部教授を経て現職。早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(商学)(早稲田大学)。専門分野は、経営戦略論、企業と社会論。主な著書に、『フロー理論の展開』(世界思想社、2003年、共著)、『江戸に学ぶ企業倫理』(生産性出版、2006年、共著)、『明治に学ぶ企業倫理』(生産性出版、2008年、共著)、『大正に学ぶ企業倫理』(生産性出版、2010年、共著)、『グローバル企業の経営倫理・CSR』(白桃書房、2013年、共著)等がある。

ホーム > 拓殖大学情報NOW > 拓殖大学関連の刊行物 > 『日本人とCSR─遊戯・フロー体験・ダイバーシティ』 潜道文子(拓殖大学経営経理研究所長・商学部教授)著

このページの先頭へ