拓殖大学関連の刊行物

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拓殖大学関連の刊行物

『A Bibliographical Catalogue of Italian Books Printed in England 1603-1642』冨田爽子(拓殖大学工学部教授)・冨田正彦 共著

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表紙カバーの図:1620年英訳された『デカメロン』
の表紙の一部より

本書はAshgate Publishing Companyから2009年に出版された A Bibliographical Catalogue of Italian Books Printed in England 1558–1603 (単著) の続巻である。

前著ではエリザベス1世の時代に英国で出版されたイタリア関係書籍の書誌学的記述を試みた。本書ではジェームズ1世即位(1603年) から、劇場が閉鎖され、英国ルネッサンスが終わりを告げた1642年までに英国で出版された187冊に及ぶイタリア関係書籍を年代順に集め、その書誌学的記述を試みている。各書籍の表紙や構成及び内容の詳細、また出版にかかわった人々の情報などを著者独自のフォーマットに従って記述したものである。これにより、収録された各書籍が17世紀の中で、どのような立ち位置に置かれていたかを知ることができる。

また両巻を比較することにより、エリザベス朝の16世紀後半とジェームズ朝の17世紀では明らかに時代の空気が変化していること、また出版された書物のジャンルにも色々な違いが出ていることが分かる。さらに本書では前巻の補遺として45冊の記述を行っている。また17世紀にはジャーナリズムの始まりであるニュース記事の発行が盛んになるが、これらは書籍と一緒に考察するのには無理があるので、巻末に参考資料8として収録した。後進国であった当時の英国が、先進国イタリアのどのような側面に反応し、受容を試みたかを知ることができる。

A sequel to Tomita’s A Bibliographical Catalogue of Italian Books Printed in England 1558–1603, this volume provides the data for the succeeding 40 years (during the reign of King James I and Charles I) and contributes to the study of Anglo-Italian relations in literature through entries on 187 Italian books (335 editions) printed in England. The Catalogue starts with the books published immediately after the death of Queen Elizabeth I on 24 March 1603, and ends in 1642 with the closing of English theatres. It also contains 45 Elizabethan books (75 editions), which did not feature in the previous volume. Formatted along the lines of Mary Augusta Scott’s Elizabethan Translations from the Italian (1916), and adopting Philip Gaskell’s scientific method of bibliographical description, this volume provides reliable and comprehensive information about books andtheir publication, viewed in a general perspective of Anglo-Italian transactions in Jacobean and part of Caroline England.

(http://www.ashgate.com/isbn/9780754663737より転載)

出版社/発行

Ashgate Publishing Company (英国)/2014年11月

 

著者

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冨田 爽子 (とみた そうこ)
1945生まれ。バーミンガム大学大学院シェイクスピア研究所、博士。洗足学園短期大学英文科助教授を経て、現在拓殖大学工学部教授。2006年工学部長(~2008年)。日本英文学会、日本シェイクスピア協会、The International Shakespeare Association(イギリス)に所属。主な研究分野はエリザベス朝演劇「エリザベス朝演劇におけるイタリアの影響」など。

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