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井上順八氏(1961年商学部貿易学科卒業)外務大臣賞を受賞

松本外務大臣と本学貿易学科を卒業と同時にエクアドル政府の招きで国立キト中央大学へ留学、卒業後一旦日本に帰って就職されたものの、どうしてもエクアドルでやりたいことがあると再渡航、現在まで在住。

エクアドルと関わり合って今年で50年を迎えられる井上さんはこの度、7月28日外務省飯倉公館において日本の外務大臣賞を受賞されました。

外務省による受賞理由は、「井上氏は、エクアドルのプロアルテ財団理事長として日本エクアドルのロータリークラブの協力のもと、同国の貧困母子家庭救済事業等を展開された。

また、同国地方都市マンタにおける各種日本関連行事の実施に貢献されると共に、30年以上にわたり新聞ラジオ等地元メディアを通じ日本の紹介、情報発信に尽力され、日本とエクアドルの相互理解の促進に貢献された」となっています。

井上さんは、現地で水産会社を経営するかたわら、貧しいこどもたちのために託児所を開設し、毎日約130人分の給食を用意したりする活動のほか、隣接する診療所で無料の検診・治療もできるようにし、子供らの母親の自立を助ける職業訓練所もスタートされました。これまでの長い間の継続した「地の塩」的な貢献が認められた受賞でした。

授賞式の翌週、8月2日には母校を訪問し、藤渡辰信総長と面談し受賞の報告と学生時代の旧懐に浸りました。9月中旬まで日本に滞在される予定です。

本学総長室にて、 向かって右から井川實氏(62期移住研)、井上順八氏、藤渡辰信総長、竹内博氏(59期)

本学総長室にて、向かって右から井川實氏(62期移住研)、井上順八氏、藤渡辰信総長、竹内博氏(59期)

掲載日:2011年07月28日

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