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井上順八氏(本学卒業生)がエクアドル国会勲章を授与されました
1961年、商学部貿易学科の卒業と同時にエクアドル政府の招きで国立キト大学へ留学、卒業したのを機に現在まで52年間もエクアドルと関わり続けた井上順八さんは、昨年11月29日にエクアドル国会より「Dr.Vicente Rocafuerte」の勲章を受勲しました。
井上さんは、現地で水産会社を経営するかたわら、貧しい子どもたちのために託児所を開設したり、隣接する診療所で無料の検診・治療もできるようにし、子どもらの母親の自立を助ける職業訓練所も始めました。こうした社会的弱者に対する支援、漁業産業の発展と漁師の生活向上などにも貢献した事などが認められてこの度の叙勲に至ったものです。
こうした活動は日本とエクアドルの友好協力関係を強化しているだけではなく、井上さんを知る人は皆「拓大」を知っていて現地の若者にも本学の知名度は向上しているようです。
叙勲の日、Katherine Medranda Ortiz 氏の著した「日出ずる所の国(日本)の井上順八」という本が出版され、エクアドル国会議員や、エクアドル・マナビ県知事、ロータリークラブの関係者などが出席して出版記念パーティが開かれました。出版された本には、同氏の行動、態度、思想など敬意を持って表記されており、アマゾンで販売されることが決まっております。(スペイン語版)。また、本年はこの本の記念講演もエクアドルで予定されています。
掲載日:2014年01月08日