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グェン・ベト・ハー学長インタビュー

ベトナム国家大学ハノイ校工科大学 学長にグエン・ベト・ハー氏が就任されました。

2014年10月3日付、ベトナム国家大学ハノイ校工科大学のグエン・ベト・ハー副学長が同大学の学長選出に際して、この度、学長に就任されました。

同氏は、本学留学生別科で日本語習得、工学部情報工学科へ進学、大学院工学研究科で電子情報工学を専攻、工学博士の学位を取得した後、2002年にベトナムへ帰国し、ベトナム国家大学ハノイ校工科大学に勤務され、日本で学ばれた良い点などを取り込もうと日夜ご尽力されてきました。

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ベトナム国家大学ハノイ校工科大学グエン・ベト・ハー学長
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拓殖大学の学生支援部署の窓口を参考に学長が導入した
工科大学学生支援課のカウンター

 

本学で学ばれた学生時代の10年間を振り返り、そしてこれからの展望などについてお聞きいたしました。

「日本へ留学する前に、ある程度は日本語習得を試みていましたが、現在に至る日本語能力の多くは拓殖大学の留学生別科での成果が大きいと思っています。来日当初は生きた日本語を習得しようと社会勉強も必要と考え、アルバイトも頑張り、兎に角日本語習得に励みました。

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設立10周年を迎えた工科大学

工学部入学と同時に学生寮(当時の扶桑寮)に入寮し、結局4年間在寮させてもらい、学年が上がる毎に後輩を指導するなど学生間の交流を深める有意義な学生生活を送ることもできました。学業へ専念出来たのは八王子キャンパス、工学部の充実した環境と寮生活、研究室での仲間との交友関係の賜でした。振り返れば、今でも当時を思い出しながら、この工科大学のキャンパスを歩き、更に良くしようと考える日々です。一方では、技術の進歩、経済も発展し、スマートフォンなども手軽に手に入り、ゲーム、メールなどに集中してしまう学生もおり、学業向上には格差を広げてしまう要因にもなっているのではないかと昨今悩むところです。上手く使えば、学業への効果も絶大です。今はひたすら、学長として、日本で学んだ細かい点に配慮した学生対応などの日本の大学(拓殖大学)のシステムなどをどんどん導入して、少しでも学ぶ環境をより良くしていきたいと考えています。『大学は創造の場』、この大学をより発展させていきたいと思います。」と熱く語られておりました。

本学は、グエン・ベト・ハー学長の益々のご活躍を期待し、ベトナム国家大学ハノイ校工科大学の益々のご発展、本学との交流を祈念致します。

掲載日:2014年11月13日

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