ニュース

ホーム > 拓殖大学情報NOW > ニュース > 学部 > 米国大学に留学中の工学部国際エンジニアコース学生を訪問

ニュース

米国大学に留学中の工学部国際エンジニアコース学生を訪問

本学工学部国際エンジニアコース・パイロット養成プログラムの学生5名が昨年8月より米国の提携大学であるネブラスカ州立大学カーニー校に留学しています。

現地での学生指導および実習視察のため、パイロット養成プログラムの担当教員である風間秀樹工学部特任教授(日本航空ボーイング747型機機長、教官を歴任、平成22年度より本学に特任教授として赴任)が今回現地の大学を訪問しました。

【風間特任教授の視察報告】

国際エンジニアコース・パイロット養成プログラムの学生5名は現在米国ネブラスカ州立大学カーニー校でパイロット・ライセンス取得のための飛行訓練を行っています。 ネブラスカと言っても皆さんにはあまり馴染みがないと思われます。位置的にはアメリカ合衆国のちょうど真ん中あたりで、日本の青森県と同じ位の緯度です。

留学先のカーニー校では、工学系の専門科目を受講しながら、その合間を縫って、飛行訓練を行っています。現在の訓練機は4機ですが、訓練生の増加に対応して更に1機購入して5機態勢になる予定です。また、フライトシミュレーターについても大掛かりなビジュアル画面を新設し、より臨場感溢れるシミュレーター訓練が可能な環境になっています。 教官は皆アメリカ人ですが、最近一人の日本人教官が誕生しました。飛行訓練での教育は基本的には全て英語で行われますが、学生にとって日本人教官は何かと頼りになることと思います。

学生がまず挑戦するのは自家用操縦士免許です。教官の指導の下、10数時間の飛行訓練でそのまま単独飛行の訓練に入ります。そこでパイロットとしての度胸と、頼れるものは自分しかいないという自信を身につけます。 パイロットになるにはこれが最初の大きな壁で、これを乗り越えると一段と成長していきます。その後、また教官との同乗訓練に入り、約半年で最終試験を受けることになります。既に学生2名がこの段階に来ています。

昨年の秋学期に留学して現在は二学期目の春学期ですが、留学中の学生の一人、大熊健介君(機械システム工学科2年)が昨年の秋学期での成績が優秀であったということで、ネブラスカ州立大学カーニー校から表彰されたという嬉しいニュースも入ってきています。

このプログラムでは2年間の留学で、更に多発機限定、計器飛行証明、事業用操縦士という、プロのパイロットとしても通用する基本的なライセンスを全て取得することになります。それは簡単なことではありませんが、知りたいという情熱とやり遂げたいという闘争心があれば、きっと夢は叶えられます。

そう信じて、彼らは今日もアメリカの広い空を自由に飛びまわっています。

カーニー校のフライトシュミレーター
カーニー校のフライトシュミレーター


飛行訓練機
飛行訓練機


操縦桿を握る大熊健介君
操縦桿を握る大熊健介君


訓練機の前にて大熊君と小野田君
訓練機の前にて大熊君と小野田君


操縦桿を握る小野田ケン君
操縦桿を握る小野田ケン君


カーニー校での食事風景
カーニー校での食事風景

掲載日:2012年02月03日

ホーム > 拓殖大学情報NOW > ニュース > 学部 > 米国大学に留学中の工学部国際エンジニアコース学生を訪問

このページの先頭へ