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デザイン学科生活デザインコース(3年、4年、大学院生)が「第19回美濃和紙あかりアート展」に作品を出展
大学院生のチームが「ライトアップ賞(石井リーサ明理賞)」を受賞!!
6点の入選、6点の買い上げ賞を獲得!
10月20日(土)、21日(日)に岐阜県美濃市で行なわれた「第19回美濃和紙あかりアート展」に、デザイン学科生活デザインコースの3年生32名、4年生および大学院生12グループ(28名)による作品、計44点を出展しました。
このイベントは1300年の伝統を誇る美濃和紙の持ち味を生かし、あかりを用いたオブジェで町並みにあかりをともすというものです。
「うだつの上がる町並み」として有名な美濃市美濃町の伝統的建造物群保存地区で毎年行なわれているイベントで、回を重ねるごとに盛大になり、多くの人々に親しまれています。 今年は2日間で10万7千人の来場者がありました。
作品は実際に町並みに展示され岐阜県美術館館長の古川秀昭氏、和紙アートディレクターの堀木エリ子氏、照明デザイナーの石井リーサ明理氏、アーティストの日比野克彦氏ら、著名な審査員によって審査が行なわれました。
その結果、大学院生チームの作品1点が石井リーサ明理氏により、「ライトアップト賞」に選ばれました!!
一般の部応募総数388点の中から「あかりアート賞」に輝いたのは、大学院工学研究科博士前期課程2年生の三戸部健さん・同1年生のシム テーク チンさんの作品『AKARUMI』です。ドーナツ型の2枚の板の隙間からていねいに加工された隆起物をとおして漏れる光が大変幻想的な作品です。
審査員からは「暗さを生かすための光を、和紙のやわらかさと温かい色味を上手に利用しながら創り出している。現代的な表現と伝統的な素材のミックスも面白い。」という評価をいただきました。
この他、デザイン学科3年生の北原春弥さんの「麗は-URUHA-」、長谷川真也さんの「タクラミ」、林由樹さんの「万華鏡」、4年生、古渡勇気さん、金山泰士さん、工藤裕介さんのチームによる「artistic BIG」、同じく4年生、胡エンテツさん、牧俊輔さんのチームによる「段」、猪爪梨沙さん、李斗煥さん、小山咲さん佐藤海さんのチームによる「ハズミ」の合計6作品が入選!
さらに、美濃市買い上げ作品に、3年生の徐楚さんによる「カミの輝」、大網誉久さんの「光奏」、金子真弓さんの「華の王冠」、小西弘晃さんの「かさなり」、花里賢さんの「光彩陸離」、宮内里佳さん「秘めた熱意」の6作品が選ばれました。
本学がこのイベントに参加をはじめて10年がたちますが、お天気にも恵まれ、ライトアップ賞はじめ、多くの作品が入選や買い上げ賞に選ばれて、よい節目の年になりました。
過去の作品についても、受賞作品は、「美濃和紙あかりアート館」に展示されているほか、それ以外の提供作品についても、市民の民さんが大切に保管してくださって、イベントの際には町並みやホテルなどの空間に飾られています。毎年、過去の作品との再会を楽しみに訪れることができ、地元の方々との交流が深まるとても素晴らしい時間を過ごすことができています。
地元観光協会のみなさんの熱意や、多くのボランティアの方々や市民のみなさんによって大切に支えられているこのイベントの素晴らしさを改めて感じることができました。
掲載日:2012年10月29日