ニュース
デザイン学科生活デザインコース(3年、4年、大学院生)が「第20回美濃和紙あかりアート展」に出展、最高賞のあかりアート大賞をはじめとする各賞を受賞!!!
3年生 福田龍二くん「あかりアート大賞」受賞!!!
4年生チーム ToLa A「あかりアート賞」!!
4年生チーム A2+1+1「ライトアップ賞(日比野克彦賞)」!
10月12日(土)、13日(日)に岐阜県美濃市で行なわれた「第20回美濃和紙あかりアート展」に、デザイン学科生活デザインコースの3年生29名、4年生および大学院生16グループ(39名)による作品、計45点を出展しました。
このイベントは1300年の伝統を誇る美濃和紙の持ち味を生かし、あかりを用いたオブジェで町並みにあかりをともすというものです。
「うだつの上がる町並み」として有名な美濃市美濃町の伝統的建造物群保存地区で毎年行なわれているイベントで、回を重ねるごとに盛大になり、多くの人々に親しまれています。 今年は、一般部門340点、小中学生部門106点の出展作品があり、この中から各賞が選ばれました。本学からは11回目の参加で、初の「あかりアート大賞」を受賞することができました!また、「あかりアート賞」、「ライトアップ賞」の上位各賞を獲得!大変大きな成果となりました。
今年は20回目の記念でもあり、晴天にも恵まれ、2日間で11万5千人の来場者でにぎわいました。
作品は実際に町並みに展示され、岐阜県美術館館長の古川秀昭氏、和紙アートディレクターの堀木エリ子氏、アーティストの日比野克彦氏ら、著名な審査員によって審査が行なわれました。
その結果、みごと最高賞「あかりアート大賞」に輝いたのは3年生、福田龍二さんの作品『白 白』。薄く、柔らかい和紙を丁寧に折り、円筒形にまとめた優しいあかり作品です。審査員からは「本来、強い線が強調される「折り」の手法だが、薄い和紙を揉み紙にすることで、ふくよかで柔らかな印象となり、和紙の特性が活きる作品の電球を白色にすることでモダンさが演出できている。」という評価をいただきました。
「あかりアート賞」に選ばれたのは、4年生の留学生のチーム、朱軼聞さん、孟夏さん、孫語陽さんの作品、『滝のように流れる』です。審査員からは、「面による和紙の温かな光と、線による大らかな動きで「静と動」の2面性をうまく表現した作品です。」という評価をいただきました。
また、日比野克彦氏により、「ライトアップト賞」に選ばれたのは、同じく4年生チーム、金子真弓さん、林由樹さん、徐楚さん、シャミム ナジュワさんの作品 『細彩』。日比野氏からは「野にある、自然な草花の息づかいが感じられます。形はシンプルなのに色合いが複雑にからみ合っている所が魅力。」という評価をいただきました。
この他に、小西弘晃さん、飯塚広樹さん、齋藤邑弥さん、佐藤航大さんによる4年生チームの作品 『SuKiMa』 が入選! さらに、美濃市による買い上げ作品に、3年生の坂本舜さんによる『魅惑的な光』、田端彬乃さんの『Fruits』、藤巻 馨さんの『紙羽』、大学院生、蘇日木さんの『モンゴルの光』、李光南さんの『楼蘭』、の5作品が選ばれました。
20回目の節目の年に、多くの来場者に見ていただき、そのうえ本学初の「あかりアート大賞」を受賞することができ、大変嬉しいあかりアート展になりました。
地元観光協会のみなさんの熱意や、多くのボランティアの方々や市民のみなさんによって大切に支えられているこのイベントにはたくさんの感動やたのしみが詰まっています。会期中にはさまざまなイベントが準備され、毎年、新しい発見があります。また、過去の作品についても、受賞作品は、「美濃和紙あかりアート館」に展示されているほか、それ以外の提供作品についても、市民の民さんが大切に保管してくださって、イベントの際には町並みやホテルなどの空間に飾られています。毎年、過去の作品との再会を楽しみに訪れることができ、地元の方々との交流が深まるとても素晴らしい時間を過ごすことができています。
お知らせ
これらの受賞作品は、今週末の10月19日(土)・20日(日)の2日間、「第20回美濃和紙あかりアート展入賞作品特別展示」でも展示されます。展示場所は美濃市泉町にある旧今井家住宅前。点灯時間は19日(土)午後5時~午後9時、20日(日)午後5時~午後8時00分です。
さらに、平成25年10月18日(金)~12月1日(日)(予定)の期間、~あかりの町並み~美濃~ として、クリアーケースに入った美濃和紙あかりアート展の最優秀作品や買い上げ作品が、常設展示されるイベントが開催されます。毎年約80点の作品が町並みの軒先に並んでいます。是非ご覧ください。
会場/岐阜県美濃市 うだつの上がる町並み
点灯時間:午後5時~午後9時
美濃和紙あかりアート展HP:http://www.akariart.jp
美濃 旬観 ブログ:http://minokanko.blog14.fc2.com/blog-date-201310.html
掲載日:2013年10月17日