ニュース
平成23年度 FDワークショップ実施結果について
去る、3月13日(火)、文京キャンパスにおいて標記ワークショップが開催されました。
このワークショップは、「魅力ある授業、魅力ある拓殖大学づくり」を目指した全学的取り組みとして毎年開催しており、本年度で第11回目となります。
当日は217人の教職員の参加があり、今年のテーマである「教育内容・方法の改善に資すること」を目的に、講師陣の興味ある講演と、参加者を交えての意見交換が約2時間30分にわたって行われました。
第Ⅰ部は、加藤鉱三信州大学高等教育研究センター教授が「成績評価制度について考える-GPA制度導入後の成績評価について-」と題して講演。GPAとは何かの説明を皮切りに、GPAの日本標準と国際標準(=北米標準)には違いがあり、使用効果にも差があること、GPAの導入だけでは学生に真剣に勉強させる効果は期待薄だが一つの重要なツールであること、教員の負担を強いることにはなるが教員の本分が学生に勉強させることにある、GPAは北米標準とすることが薦められる、等の話がありました。
第Ⅱ部は、分科会形式で行われ、C201教室では国際学部佐原教授及び矢口准教授が「GPを通した教育改革-国際学部における文系農業人材の育成について-」と題して、また、C305教室では商学部小林准教授及び下村就職部長と政経学部奥田准教授が、それぞれ「社会的・職業的自立の養成-GPによるキャリア力の育成-」と「社会的・職業的自立の養成ー社会人基礎力育成の試み」と題して講演しました。このうち、「GPを通した教育改革-国際学部における文系農業人材の育成について-」については、いわゆるGP等から本学独自の国際学部農業総合コースへの展開の意義・成果、さらには今後の展望等についての報告があった。
参加者アンケートでは、「大変参考になった」又は「参考になった」の回答が約92%(未記入除く)にのぼり、成果の多い研究会となりました。
掲載日:2012年03月21日