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平成24年度 FDワークショップを開催しました
3月13日(水)、標記のワークショップが文京キャンパスC201教室で開催されました。
このワークショップは、「魅力ある授業、魅力ある拓殖大学づくり」を目指した全学的取り組みとして毎年開催しており、本年度で第12回目となります。
当日は、強風による交通機関の乱れのため、予定時間を若干遅らせての開催となりましたが、文京及び八王子の両キャンパスから227人の教職員の参加があり、「学士力向上とキャリア教育について考える」をテーマに約2時間50分にわたって行われました。
渡辺利夫総長・学長の開会あいさつに続き、第Ⅰ部は「学士力向上と学習時間について考える(大学教育改革の展望)」と題して、金子元久筑波大学大学研究センター教授が講演されました。この講演で金子教授は、大学教育の3つの源流(職業教育、リベラルアーツ及びフンボルト理念(学術志向))から説き起こして日本の大学教育の特質を浮きぼりにするとともに、流動性が高くかつ非安定的なこれからの社会で活躍できる人材を育成するためには、大学は、学生の自律的学習意欲を引き出す授業を、教員間の協力と役割分担で体系的に実施することが必要なことを述べられました。また、それができるか否かがこれからの大学間競争の本質である、等の話がありました。
パネラーは、各学部の就職キャリアセンター会議委員である石毛商学部准教授、高橋政経学部教授、安富外国語学部教授、杉林工学部教授及び佐原国際学部教授が努められたほか、第Ⅰ部の講演者である金子筑波大学教授も参加されました。
第Ⅱ部は「キャリア教育について考える」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
前半は、「学生の主体性を養う」をテーマに、工学部と外国語学部の事例紹介が、また、後半は「キャリア教育・キャリア支援」をテーマに国際学部、商学部及び政経学部における取り組みについて紹介があり、それぞれについて、金子先生も交えて活発な意見交換が行われました。
参加者のアンケートによると、「大変参考になった」又は「参考になった」の回答が約89%(未記入除く)にのぼり、成果の多いワークショップとなりました。
掲載日:2013年03月19日