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【国際開発事業研究会】平成26年9月16日(火)実施状況
松井 謙一郎 教授(政経学部)
『ラテン世界のイメージ再構築―大西洋を取り巻く世界の一体的把握―』
日 時:平成26年9月16日(火)18:30~20:30
ラテン系言語(仏語、西語、葡語)が使われている南欧、ラテンアメリカ、アフリカのラテン語圏の3地域をラテン世界として一体的に把握する重要性が、講演の主要な問題提起でした。
前半では、ラテンアメリカの主要3か国(ブラジル・メキシコ・アルゼンチン)の現状分析が貿易・金融の視点を中心になされました。後半では、①米州のヒスパニック移民の問題、②ラテンアメリカからスペインへの移民の問題、③アフリカのラテン語圏諸国の現状の3つのトピックスが取り上げられました。
最後に、ラテン世界の広がり・一体性の把握の重要性、とかくネガティブなイメージで見られがちなラテン世界への既存のイメージ再構築の必要性 の2点を強調して講演が締め括られました。
特に、中南米地域の郷里送金、自動車産業のトピックスは、参加者の関心が最も高いテーマでしたが、実務的な面も含めて非常に内容の濃い意見交換が行われました。
掲載日:2014年09月19日