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【オープンカレッジ】 「スポーツのコーチング原理」が開催されました
11月9日土曜日、文京キャンパスにおいて人文科学研究所主催の公開講座「スポーツのコーチング原理─スポーツコーチとして健全なフィロソフィーを明確化する─」が開催されました。
講師は本学商学部の森下義仁教授で、体罰指導が問題となっている昨今、社会が容認する「スポーツコーチとしてのフィロソフィー(哲学・原理)」とは何かを明らかにするものです。マズローの欲求階層、UCLAのバスケットボール・コーチとして名高いジョン・ウドゥンの「成功のピラミッド」、山本五十六の部下指導法などを紹介し、森下教授自身の体験を交えつつ、望ましい コーチングのあり方を追求する内容でした。
森下教授は昭和46(1971)年4月に拓殖大学に奉職して以来、平成17(2005)年まで30年以上にわたって男子バスケットボール部の監督をつとめました。その間、全日本大学バス
ケットボール選手権で優勝2回、準優勝4回、3位10回の業績を残したほか、ユニバーシアード日本代表監督、アジア大会日本代表コーチなどを歴任しています。
スポーツのコーチ学をライフワークと考える森下教授は、パワーポイントを用いながら温かい語り口で、真の意味で選手を大事にするコーチングの哲学を説明しましたが、聴衆の方々からも、ビジネスの現場で部下に接する際、あるいは少年サッカーの指導などでも参考になるといったご感想をたまわりました。
本学は、地域に開かれた大学をモットーに本学付属研究所が中心となり、多くの方々に有益な公開講座を企画実施しています。今後のスケジュールに関しては、本学のホームページ「公開講座」https://www.takushoku-u.ac.jp/extension/をご参照ください。
掲載日:2013年11月11日