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【オープンカレッジ】人文科学研究所主催公開講座「村上春樹の短篇小説を読む」が開催されました。

人文科学研究所主催公開講座「村上春樹の短篇小説を読む」

5月17日土曜日、文京キャンパスにおいて人文科学研究所主催の公開講座「村上春樹の短篇小説を読む」が開催されました。

村上春樹氏は日本だけでなく海外でも数多くのファンを得、ノーベル文学賞に最も近い日本人と評価されています。

講師の佐野正俊教授(本学外国語学部)は小・中・高等学校の国語科教育における文学教材を研究していますが、今回は中学3年生の教科書に収録されている村上氏の短篇小説「バースデイ・ガール」を取り上げ、氏が紡ぎ出す物語の魅力と秘密について語りました。登場人物である「彼女」「僕」「老人」の台詞を追いながら、20歳の誕生日のときも、そしてその後、30歳を過ぎてからも、人生において自分が何を願っているのかわからない「彼女」の心を、佐野教授は読み解いていきます。それでは、人は誰でも何かを願わなければならないのか?佐野教授は、人間というものは何を望んでも、どこまでいっても、結局は自分以外にはなれない…という「彼女」の口を通して語られる著者のメッセージに行きつきます。聴衆の方々からも、この小説の奥深さに触れることができた、さらに同じ作家の作品を読んでみたい、というご感想をいくつもたまわりました。

本学は、地域に開かれた大学をモットーに本学付属研究所が中心となり、多くの方々に有益な公開講座を企画実施しています。今後のスケジュールに関しては、本学のホームページ「公開講座」をご参照ください。

講師:佐野正俊外国語学部教授
講師:佐野正俊外国語学部教授
澤田次郎人文科学研究所長
澤田次郎人文科学研究所長

掲載日:2014年05月19日

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