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生涯初! 国際学術会議での英語による発表

言語教育研究科英語教育専攻博士前期課程1年 矢島康平さん

2011年11月19日(土)に、全国語学教育学会(JALT)という学会の国際大会において、生まれて初めての学会発表を行いました。全国語学教育学会(JALT)は、日本の英語教育関連学術団体としては最大規模のものの一つです。

今年4月に大学院に入学して以来、「高校入試の文化と国という観点からの分析」をテーマに修士論文を書くための研究をしてきましたが、6月頃に指導教員の勧めで学会発表に応募することにしました。

研究の概要を学会に送り審査の結果を待ちます。国内外から発表応募が多くある大きい学会ですので、おそらく無理だろうと思っていましたが、幸運にも審査の結果は合格でした。それから、本格的な発表準備を始めたのですが、やらなければいけないことは山ほどありますし、何しろ初めての学会発表なのでわからないことだらけです。

また、大学院の授業やアルバイトもあります。結局、最終的に準備が終わったのは当日の朝4時くらいで、指導教員とも午前1時近くまで携帯電話で連絡を取り合っていました。

何とか準備を終え、会場へ着くと周りは外国人ばかりでした。今回はポスター発表という形でしたので、用意してきたポスターを張り希望者に対する研究内容説明の準備をしました。

大学院の指導教員も到着し、いよいよポスター発表の時間がきました。指導教員には、「そんなに人が来ないから大丈夫だよ。」と言われていましたが、時間がきた途端に、私のポスターの前で立ち止まった人がいました。日本人ではありません。指導教員が、しばらくその人と英語で話していましたが、アメリカ人であまり日本語もわからないと言っています。

今回のポスターは日本語で用意してきたので、正直言って焦りました。最初は、指導教員がどんな研究なのかや研究の背景知識を英語で説明していたので、その説明を聞きながら発表の仕方や英語の言葉の使い方などを観察していました。

途中で、指導教員に、研究結果の説明をするように指示されました。最初は、緊張で上手く言葉が出てきませんでしたが、何とか英語で結果と考察について説明しました。この後の2組も、英語母語話者だったので、英語で説明せざるをえませんでした。英語でこんなに難しい内容のことを長時間しゃべったのは、生まれて初めてです。

結局、約2時間の間に日本人も含めて8組ほどが私の説明を聞きに来ましたので、英語と日本語でしゃべり続けました。

発表開始前は失敗をしないか不安でした。しかし、実際に会場の中で様々な人と英語で交流していくうちにその不安も無くなり、英語での発表を楽しめました。 中学校でALTをされているネイティブの方や、実際にテストを作成したことのある方などが興味を示してくださり、様々なご意見を頂くことが出来ました。私の研究の問題点や改善点が見つかりましたので、今後の研究に活かしたいと思います。 かなり疲れましたが、「やればできる」ということを実感した一日となりました。今後はより高いレベルを目指し、自分の研究がどのように評価されるのかということを知るために、審査のある学会誌あるいは専門誌に論文を投稿しようと考えています。 最後になりますが、今回の発表でお世話になった方々にお礼を申し上げたいと思います。

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掲載日:2011年11月26日

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