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日本から台湾への遠泳プロジェクト【参加報告】
東日本大震災に対して多大なる支援をしてくれた台湾の人々への感謝の気持ちを伝えるため、日本の勇気ある若者6名が東北三県の知事のメッセージを携え、9月16日(金)~19日(月)の期間、沖縄県の与那国島から台湾・蘇澳の海岸まで約110キロをリレーでつなぎながら泳ぎ切り、台湾側にメッセージを伝えました。
このプロジェクトには、本学ライフセービング部の清水雅也部員(法律政治学科4年)が同プロジェクトの趣旨に賛同し、上記6名のスイマーのうちの1名として参加しました。
清水部員の参加報告
与那国島と台湾の間は世界三大潮流の一つである黒潮が流れており、当日は台風の影響で波のうねりも大きい状況でした。
また、サメが多く出る海域という事もあり、対策としてはシャークフィールドというサメが嫌う電波を発する装置をカヌーにつけ、その隣を泳ぐ形になりました。
さらに夜は集光性のダツという魚対策として、光を最低限にしながら、闇の中の泳ぎとなりました。視界がほぼゼロの中、サメや海洋生物の恐怖と戦いながらの泳ぎはとても過酷でした。
途中、波のうねりがかなり大きくなり、一時チャレンジを中断して船上待機となりましたが、うねりが落ち着くのを待ち、再スタートし、無事に目的地に辿り着く事ができました。
自分達の泳いだ姿を見て、台湾の方々に感謝の気持ちが伝わり、このプロジェクトは成功したのではないかと思います。
掲載日:2011年09月19日