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ダルマ・プルサダ大学オロアン学長との懇談会
2月26日(水)、海外提携校であるダルマ・プルサダ大学より、オロアン・シアハアン学長と宇田 直史海洋工学部専任講師(国際産学官民連携推進センター副所長兼務)が本学文京キャンパスを来訪されました。ダルマ・プルサダ大学は、本学のインドネシア提携校で毎年ジャカルタにあるキャンパスでは、日本語弁論大会を共催して日本語教育の普及に努めています。また、交換留学や短期研修など学生の交流も盛んに行われています。
オロアン学長は昨年3月にも本学を訪れており、今回は昨年に続き2回目となる訪問になりました。福田理事長、渡辺総長ともにお互い久闊を叙して流暢な日本語で和やかに懇談されました。懇談会には、インドネシア事情に詳しくダルマ・プルサダ大学への支援協力を積極的に進めるキーパーソンとして、本学大学院国際協力学研究科より杉本 正実客員教授と国際学部の佐原 隆幸教授が出席して具体的な友好支援策について活発な意見の交換が行われました。
国際学部では、以前より現役学部生を短期で青年海外協力隊員として派遣する取り組みを国際協力事業団(JICA)と協力して行ってきましたが、今回、ダルマ・プルサダ大学とのパートナーシップにより、東ジャカルタ地区の高校や以前に支援したボジョン村にある中学を訪問して、音楽やスポーツ、レクリエーションの指導をサポートする学生派遣を計画中であり、詳細な説明が佐原教授より行われました。この後、文京キャンパス整備事業の状況視察を兼ねて学内見学を行いました。
ダルマ・プルサダ大学と本学とは、昭和36(1961)年にインドネシアからの賠償研修生・賠償留学生を文京キャンパスに受け入れて日本語教育を行ったことが始まりであり、両校の関係は長い歴史の中で強く結びついてきました。東南アジア諸国連合(ASEAN)の中心的存在であるインドネシアの発展には、人材の育成による国家の基盤整備が必須であり、本学で行われている大学院国際協力学研究科リンケージプログラムにも、インドネシアより地方公務員の大学院生が地域の課題解決に向けて多数留学しています。
今後の発展が注目される同国において、日本・インドネシア両国によるグローバル人材の育成に向けた新たな取り組みが期待されます。
掲載日:2014年03月04日