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留学生が翔陽高校の生徒さんに授業を行いました
12月12日(金)、都立翔陽高校3年生約40名が本学を訪れ、今年度最後の交流授業を行いました。今回は拓殖大学政経学部1年次に在籍しているモンゴルからの留学生ハナさんが講師となり、母国について紹介しました。
モンゴルという国を言葉で表すと「緑の海」だと話し、モンゴルの雄大な美しい草原の景色が目に浮かびましたが、首都では近代化が進んでおり、高層ビルが建っているというギャップに驚きました。その首都でも12月の気温はマイナス23℃にもなり、外で濡れたタオルを回すと凍ってしまうほど気温が低いそうです。
また、モンゴルの伝統的な「シャガイ」は、羊のくるぶしの骨を使ってゲームや占いなどを行うそうで、実際にシャガイの運勢占いを高校生に体験してもらいました。
日本に来て驚いたことは、モンゴルは内陸国で海がないため、日本に来て初めて海を見たことや、女子高生のスカートがモンゴルより長いということだそうです。他の留学生からは、女子高生のスカートが短いことに驚いたということを多く聞きますが、モンゴルは逆だということに高校生から驚きの声があがりました。
ハナさんからは「母国紹介をすることにより、自分の知らない母国について発見することができた。また、思うような言葉が出てこなかったので、もう一度チャンスがあったらぜひ発表をしたい。」という嬉しい言葉を聞くことができました。
授業8回、高校訪問2回の計10回にわたり、留学生と高校生で交流授業を行ってきました。留学生には母国を新たに知る機会が、高校生には外国に興味をもつ機会ができ、双方ともに貴重な経験をすることができたと思います。
来年度もこの活動を継続していく予定です。
掲載日:2014年12月12日