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桂太郎塾 海外研修で台湾を訪問
桂太郎塾の海外研修が行われ、海外事情研究所准教授の丹羽文生塾長補佐の引率で2月3日(日)から7日(木)まで台湾を訪問しました。
羽田空港から台北松山空港に到着した一行は、まず、1947年2月に起こった国民党政権への抗議運動に対する武力弾圧「2・28事件」について学ぶため「台北二二八紀念館」を訪問し、続いて本学台湾連絡事務所へ。本学学友会台湾連合会の唐松章会長、連絡事務所の陳燕南顧問が出迎えて下さり、懇談会を開催しました。冒頭、唐会長から歓迎の挨拶があり、続いて陳顧問が「台湾の現況について」と題し、台湾の政治・経済・外交・教育・日台関係についてご講話下さいました。
その後は台湾高速鉄道(新幹線)で南部に移動し、台南で過ごしました。この間、日本統治下の台湾において不毛の地と言われた嘉南平野を潤すため、 巨大ダム(烏山頭ダム)の建設を進めた日本人土木技師・八田與一の事績を讃える「八田與一記念公園」、八田の記念館がある「官田慈聖宮」、17世紀にオランダ人によって築城された旧跡「赤嵌楼」、日本軍人を祀る「鎮安堂飛虎将軍廟」などを見学。
さらに宿泊先のホテルにて、交流協会高雄事務所の蒔田恭雄元所長(元イラク臨時代理大使)を講師に招き、ワークショップも開催しました。 台湾協会学校を淵源とする本学にとって台湾は文字通り原点とも呼べる場所です。今回の海外研修は本学の建学の精神を再確認することのできた実に意義深いものとなりました。
掲載日:2013年02月12日