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桂太郎塾 山口県萩市で夏季合宿研修
8月6日(火)から9日(金)まで、恒例の夏季合宿研修が、小倉克彦常務理事、海外事情研究所の丹羽文生准教授(塾長補佐)の引率で、本学創立者・桂太郎公爵生誕の地・山口県萩市において行われました。今回も本学学友会山口県支部の佐原昌弘支部長、守繁徹前支部長、森田宗和幹事長を始め、多くの卒業生の皆様のサポートにより実り多き研修となりました。
2日目の7日(水)午前中は、萩博物館にて樋口尚樹館長の説明を受けながら桂公爵の書簡や写真を見学。続いて陽(みなみ)信孝元教育長による講話が行われ、若年性アルツハイマー病を患った奥様の12年間に亘る介護体験、夫婦の絆、家族の大切さについて学びました。
午後は宿泊先の旅館にて野村興兒市長による講話が行われ、幕末に長州藩からヨーロッパに秘密留学した5人の英傑「長州ファイブ」の志を学び、その後、7月の集中豪雨災害に対して、塾生から義援金が贈呈されました。続いて恒例のディベート大会が行われました。肯定派と否定派に分かれて白熱した討論が展開されました。
3日目の8日午前中は、桂太郎塾が究極の目標に掲げる松下村塾を主宰した吉田松陰を祀る松陰神社を訪問し、玉串奉奠の後、松下村塾に入室。上田俊成宮司から松陰の教育論、松下村塾の教育方針についてお話を伺いました。その後、萩焼作家でもある守繁前支部長の萩焼窯元「蓮光山」にて素焼きの湯呑みへの絵付けを体験。続いて桂公爵旧宅を訪問して、全員で校歌を斉唱し、後期に向けての決意を新たにしました。
この夏季合宿研修を通じ、塾生たちは改めて学問の尊さと大切さを知り、さらに拓殖大学、そして桂太郎塾に籍を置く者としての誇りと責任の重さを感じたようでした。
掲載日:2013年08月19日