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許文龍氏に拓殖大学名誉博士の称号を贈呈
本学は、台湾・財団法人台南市奇美文化基金会会長の許文龍氏に、名誉博士の称号を贈呈いたしました。
3月5日(木)午前10時から、奇美博物館(台湾・台南市)において贈呈式を挙行し、川名明夫副学長から名誉学位記を授与いたしました。
同氏が日本と台湾の経済的、文化的交流に果たした役割は非常に大きく、その功績と国際友愛の精神を顕彰するもので、福田勝幸理事長の祝辞にはその具体的事例が盛り込まれました。
式典には、台湾の教育機関をはじめ、本学の卒業生、政財界などから多くの関係者が参列し、盛大な贈呈式となりました。
同氏からは、アジア開発の人材育成を目的に設立された拓殖大学から、名誉博士の学位を授与されたことは、このうえない喜びであり、すべての台湾人の栄誉である。日本の教育事業が台湾の近代化の基礎を築き、現在の発展に繋がった。日本と台湾の友好関係をより強固なものへと促進し、両国の文化をより豊かなものへとする契機となるよう願ってやまないと謝辞が述べられました。
本学は平成12(2000)年に李登輝元台湾総統にも名誉博士の称号を贈呈しています。
許文龍氏
1928年、台南生まれ、87歳。
奇美グループ創業者、財団法人台南市奇美文化基金会会長
1999年「第4回日経アジア賞(経済発展部門)」受賞(日本経済新聞社)
2013年「旭日中綬章」受賞(日本国政府)
掲載日:2015年03月10日