拓殖大学関連の刊行物
『教養スペイン語の語彙に関する5都市の比較研究』 浦和幹男 外国語学部教授 (著)
マドリード、メキシコ・シティ、サンタフェ・デ・ボゴタ、リマ、サンティアゴ・デ・チレー
本書は、各都市生まれで大卒以上の学歴を持ち、知的活動をしている教養のある25歳以上の男女91名のインフォーマントが回答してくれた情報を分析し、比較検討したものである。調査の内容は、日常生活に係わる4,452の質問項目から構成されている。
首都の教養スペイン語はその国の代表的なスペイン語と考えられているので、本書に収めた5都市の教養スペイン語の語彙の調査結果は、まさにそれぞれの国の標準スペイン語の語彙といえる。したがって、これらを精査すれば、旧大陸のスペインのスペイン語と新大陸のアメリカ・スペイン語の基本的な語彙の共通性やその違いを、あるいは各都市の語彙の特徴を改めて知ることが出来るであろう。なお本書の出版について、拓殖大学ならびにスペイン文化省のグラシアン基金より2006年度の助成を受けた。
出版社/発行
拓殖大学研究叢書(人文科学)/2006年10月17日
掲載日:2006年10月17日