拓殖大学関連の刊行物
『国際契約ルールの誕生』 絹巻康史 拓殖大学商学部教授(編著)/齋藤 彰(編著)
本書は、現在の国際法学のあり方を考える出発点を提供している。国際ビジネスは今も盛んに行われているが、しかし、国際的な統一私法(契約法)は存在しない。そこで過渡的にいずれかの国の法律を採用せざるを得ず、それは一方の当事者にとっては外国法になる。それは国家法に拘泥する姿である。
そこで、国境を意識しないボーダレス・エコノミーの場で、現実の取引に適用されている説得性の高い商人の知恵である国際商慣習法を、国際企業は採用するようになった。本書は、その実相を活写する本邦での始めての試みである。
出版社/発行
同文舘出版 /2006年11月15日
掲載日:2006年11月15日