拓殖大学関連の刊行物
『戦後高校教育史-全国高等学校長協会の歩みより-』 萱原昌二 拓殖大学政経学部教授(著)
全国高等学校長協会の資料を基にして、校長(教員)の立場から高校教育の歴史を記した最初の著作である。
戦後約50年の高校教育は、日本経済の成長・発展を背景とした高校進学率の急上昇による量的拡大と大学進学率の上昇にどう対応していくかが大きな課題であった。
中央教育審議会・教育課程審議会の答申を踏まえた学習指導要領の変遷を柱として、昭和46年の中央教育審議会の答申(四六答申)、臨時教育審議会、大学入試と高校入試、学園紛争、現在の東京都の教育改革にも触れており、最近のマスコミに報道されている必修逃れ(漏れ)を考える資料を提供している。
また、教育関係者以外の方でも、それぞれが学んだ高校教育の社会的背景を知ることのできる著作である。
出版社/発行
拓殖大学研究叢書/平成18年12月10日
掲載日:2006年12月10日