拓殖大学関連の刊行物
戦後日本の会計制度形成と展開(拓殖大学研究叢書) 嶋和重 拓殖大学商学部教授(著)
本書は、戦後日本の会計制度の形成・発展プロセスを明らかにすることを通して、会計制度(会計)の制度としての本質を究明することを目標としている。
社会的・制度的存在としての現実の会計は、下部構造である経済的基盤の上に形成される上部構造をなすものと捉え、会計制度の形成とその発展を時代の流れを築く経済的基盤との関連に基づいて分析し、上部構造としての会計制度(会計)の制度的本質を解明する。
その結果、時代の変化に応じて内容を変える会計制度が、経済的基盤に規定されるだけでなく、会計制度が社会経済的環境に奉仕するという相互作用の仕組みがあると結論づけている。
出版社/発行
同文舘出版 / 平成19年3月1日
掲載日:2007年03月01日