拓殖大学関連の刊行物
『SRIと新しい企業・金融』 谷本寛治(編) /山村延郎 商学部准教授(共著)
SRI(社会的責任投資)とは、簡単に言えば、CSR(企業の社会的責任)を金融でどう扱うかということである。金融機関が自己の経営にCSRを、金融商品としてSRIを取り入れたとき、どのようなことになっているのだろうか。これを明らかにすべく、この分野に関係人近い実務家・研究者が集まって研究会を開き、その成果を基に18人で共同執筆したのが本書である。
筆者は、第11章「CSR金融の現状」の前半部分で「協同組織金融機関とSRI」を担当した。協同組織金融機関の固有の特性を、「非営利性」ではなく、「ガバナンス」と「系統の形成」としたうえで、ガバナンスシステムの活性化、ならびに、金融の円滑化およびその際の系統システムを活用していく戦略を提示した。
出版社 / 発行
東洋経済新報社 / 2007.4
掲載日:2007年04月01日