拓殖大学関連の刊行物
『地磁気ホールの研究:地球磁場変動に伴う環境変動』 巻田和男 拓殖大学工学部教授(著)
現在地球磁場は急激に減少しているが、特にブラジル南部域は地球磁場が異常に弱い上、その減少率も大きい。このためこの領域には放射線帯から多量の粒子の流入が起きており、人工衛星の運用等に影響を与えていることが報告されている。
今後、地球磁場がさらに減少を続けた場合、地球環境にどのような影響が現れるのかを明らかにするため、著者は10年ほど前からブラジルをはじめチリ、トリニダード、沖縄等において超高層大気観測を行ってきた。本書はこの研究に取り組んだ背景やその後の経過および得られた観測結果についてまとめたものである。
出版社 / 発行
拓殖大学研究叢書(自然科学)7 / 2007.9.29
掲載日:2007年09月29日