拓殖大学関連の刊行物
『老いはじめた中国』 藤村幸義 国際学部教授 (著)
人間と同様に、国にも「若さ」や「老い」がある。中国はいまが絶頂期で、北京オリンピックを前に空前の好景気に沸き立っている。だがいつまでも「若さ」を保ち続けることはできない。まもなくバブルがはじけ、転換点がやってくる。その後は一気に老い始める。いずれは中国も日本と同様に低成長にあえぐ時代がやってくる。
本書では最新の事例を集めながら、できるだけ冷静に中国の将来を展望している。この本を読んだ方は、中国がオリンピック後のきわめて短い期間に、発展から成熟へ、そして「老い」へと大きく変貌していくことに驚かれるに違いない。それほど決定的な節目を中国はいま、迎えようとしている。
出版社 / 発行
アスキー新書/2008年2月27日
掲載日:2008年02月27日