拓殖大学関連の刊行物
『開発教育―持続可能な世界のために』 石川一喜(拓殖大学国際開発研究所助教)他共著
最近、大学や専門学校では、国際協力、多文化共生、地球市民などをキーワードに講義やコースが開設されるようになってきている。このような分野は「開発教育」と呼ばれ、80年代より学校や地域で実践が重ねられてきている。本書はその積み重ねられてきたもののエッセンスをまとめ、初めて大学生向けのテキストとして発行したものである。
第1部「開発教育の理念と歴史」、第2部「地域的課題と開発教育」、第3部「これからの開発教育の展開」と大きく3つに分けて構成している。章末には「学習を深めるための課題」を提示したり、関連する教材を紹介したりしている。実践者を読者として想定してはいるものの、読み物として開発教育を概観したい人にも適しており、“持続可能な社会”がいかにしたら可能になるか、端緒としてほしい。
出版社 / 発行
学文社/2008年8月20日
著者(執筆者)
石川一喜 (いしかわ かずよし)
1971年岩手県生まれ。東京学芸大学院教育学研究科修士課程修了。専門は開発教育、ファシリテーション、ワークショップ。本学の「国際開発教育ファシリテーター養成コース」の企画運営に活躍
掲載日:2008年08月20日