拓殖大学関連の刊行物

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『Global Political Marketing』 浅野正彦(政経学部教授)他共著/Jennifer Lee-Marshment 他編 

Global Political Marketing本書のタイトルにある「Political Marketing」とは、政党や候補者の行動をマーケティングの手法を使って分析する新しい学問領域のことである。その基本的な考え方は、企業が様々な製品を消費者に販売するように、政党は政党公約という「製品」を有権者に販売する、というものである。

近年、日本でも政党は広告代理店と契約を結び、候補者は選挙コンサルタントに助言を求め、より効率的な選挙を志向し始めている。このような広告代理店や選挙コンサルタントが依拠している理論的枠組みがポリティカル・マーケティングという学問である。

本書では、25人の研究者が14カ国における政党システムを詳細に分析し、各国における政党の「マーケティ ング度」を共通の基準を使って測定している。著者が担当した第16章 (Political market-orientation in Japan) では、民主、自民、公明、社民、共産の各政党が、どの程度のマーケティング度を有するのか、ということを比較政治学的観点から分析している。

 

出版社 / 発行

Routledge (英国)/2009年

 

著者

浅野 正彦浅野 正彦(あさの まさひこ)
1959年、宮城県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院博士課程修了、政治学博士(Ph.D)。2006年4月、拓殖大学政経学部教授。専門は比較政治学、政治学的方法論。研究課題は「制度が変わると人々の政治行動がどう変わるか」。

 

 

掲載日:2009年11月01日

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