拓殖大学関連の刊行物
『日本の政治課題:2000-2010』 丹羽文生(海外事情研究所助教)他共著/藤本一美編
本書は2000年代に入ってからの自民党政権の政策課題を踏まえ、民主党を中心とする新政権発足に至るまでの日本政治の流れを分析・検証したものである。
専修大学大学院の公開講座、日本臨床政治学会主催の政治学研究会での発表内容を収録したもので、第Ⅰ部「現代政治の『光』と『影』」、第Ⅱ部「現代日本の政治課題」に分かれており、著者は第Ⅱ部第5章「鳩山内閣の成立と展開」において、昨年8月の衆院選の結果と鳩山由紀夫内閣発足に至るまでの経緯を整理し、今後の政策課題を内政(脱官僚の陥穽)と外交(日米関係の行方)に分けて示している。口語調で記されており、簡潔で読み易い内容となっている。
出版社 / 発行
専修大学出版局 / 2010年4月20日
著者
丹羽文生(にわ ふみお)
1979年石川県生まれ。東海大学大学院政治学研究科博士課程後期単位取得満期退学。作新学院大学総合政策研究所研究員を経て、2009年から拓殖大学海外事情研究所助教。著書に『日本の連立政権』(共著、振学出版)、『参議院改革の政治学』(共著、富士社会教育センター)
掲載日:2010年04月20日