拓殖大学関連の刊行物
『東南アジアと中国・華僑』 吉野文雄(海外事情研究所教授) 編
岩崎育夫先生が中心となり、拓殖大学東南アジア研究会が発足したのは2004年ころのことであった。その初めての成果が、拓殖大学研究叢書(社会科学)31、岩崎育夫編『新世代の東南アジア』(2007年、成文堂)であった。本書はそれに続く論文集である。 内容は、第1章ASEAN中国FTA:成果と課題(吉野文雄)、第2章中国企業の対ASEAN投資と現地の華人企業(朱炎)、第3章中国とASEAN諸国との経済関係における広西チワン族自治区と雲南省のプレゼンスの拡大(崔晨)、第4章中国の対外中国語教育戦略とASEAN地域における展開(玉置充子)、第5章ベトナムにおける対中警戒心ーかい離する党・政府と国民ー(小高泰)、第6章マレーシアにおける華人新村とマレー人入植村の比較(平戸幹夫)である。
出版社/発行
成文堂 / 2012年3月15日
著者
吉野 文雄(よしの ふみお)
1957年福岡県に生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程退学。高崎経済大学経済学部専任講師、同助教授、拓殖大学海外事情研究所助教授を経て、拓殖大学海外事情研究所教授。博士(経済学)。
掲載日:2012年03月28日