拓殖大学関連の刊行物

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『アメリカ経済財政史 1929-2009 -建国理念に導かれた政策と発展動力- 』室山義正(地方政治行政研究科教授)著


アメリカ経済財政史 1929-2009建国以来続く、個人主義と自助精神に立脚した「自由・民主主義・市場経済」理念のもとで、いかにして20世紀アメリカが発展し、グローバリゼーションを成し遂げてきたのかを、アメリカの進化を支えた政策、発展動力、そして軍事と福祉の動態を分析することを通じて、解明したものです。

アメリカは、1929年大恐慌とニュー・ディールを起点として、第2次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の3度にわたる戦時経済と平時経済との交代サイクルのなかで「豊かな社会」を実現し、所得衡平化を推し進め、次いで1970年代の再編のプロセスを経て、市場原理主義の下で新冷戦を戦い、経済再生と共産主義打倒を果し、所得不衡平化の副作用をともないながらニュー・エコノミーの下で未曾有の繁栄を遂げ、20世紀末の世界で経済・軍事の一極構造を実現し、建国理念のグローバリゼーションを達成し、その後21世紀初頭のテロとの戦争、バブル経済崩壊を経て、世界金融危機に至るというプロセスを辿った。

本書は、800頁を超えるやや大部のものとなったが、経済、財政、政治、安全保障が織成す壮大な進化の歴史を、飽くなき挑戦と基本理念への回帰を繰り返すアメリカのダイナミズムの中で捉え、歴史的意味を評価したまったく新しい試みです。

 

出版社 / 発行

ミネルヴァ書房 / 2013年5月30日

 

著者

MUROYAMA_Yoshimasa.jpg室山義正(むろやま・よしまさ)
1949年生まれ。東京大学大学院経済学研究科修了。経済学博士(東京大学)。九州大学大学院経済学研究科教授を経て現在、拓殖大学大学院地方政治行政研究科教授。主な著書に「近代日本の軍事と財政(東京大学出版会1984)」、「日米安保体制(有斐閣1992)」、「米国の再生(有斐閣 2002)」「松方財政研究(ミネルヴァ書房 2004)「財政学(ミネルヴァ書房、2008)」「Minerva ベイシック・エコノミクスシリーズ」監修(ミネルヴァ書房、2008~)」など。

掲載日:2013年06月04日

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