拓殖大学関連の刊行物
『アジアを救った近代日本史講義 -戦前のグローバリズムと拓殖大学-』 拓殖大学総長 渡辺利夫著
国家の歴史を肯定的に受けとめなければ、私どもが献身すべき対象をみいだすことはできません。人間は、「私」として生きると同時に、「公」的に、つまりは国家や共同体や組織のために生きる存在でもあります。私どもは、「公」に生きるという目標をもたずして、充実した人生を送ることができない存在なのです。(「はじめにより」)
「戦前のグローバリズム」を体現する拓殖大学の草創期を担った桂太郎、後藤新平、新渡戸稲造。希代の人物たちの思想と行動を読み解きながら、日本人としての自信と誇りを呼び覚ます迫真の講義録(内容紹介から抜粋)
出版社/発行
PHP新書903/2013年12月27日
著者
渡辺 利夫(わたなべ としお)
1939年山梨県生まれ。拓殖大学総長。慶應義塾大学卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て、2005年4月より拓殖大学学長。11年11月より第18代拓殖大学総長を兼任。13年3月に学長を退任。外務省国際協力有識者会議議長、第17期日本学術会議会員、アジア政経学会元理事長、山梨総合研究所理事長なども歴任。JICA国際協力功労賞、外務大臣表彰、第27回正論大賞。著書に『成長のアジア 停滞のアジア』(講談社学術文庫、吉野作造賞)、『開発経済学』(日本評論社、大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(文藝春秋、アジア太平洋賞大賞)、『神経症の時代』(TBSブリタニカ、開高健賞正賞)、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
掲載日:2013年12月20日