拓殖大学関連の刊行物
『歴史と文学―文学作品はどこまで史料たりうるか―』村岡薫(国際学部教授)他 [編著]
本書は文学作品を歴史研究の史料として利用することはどこまで可能なのか、その有効性を追求したものである。といっても、そのさいのアプローチの方法は、たとえば「文学作品と歴史史料を対比させて展開する」「文学作品そのものの歴史史料を追求する」「文学作品に描かれた内容から時代性を浮かび上がらせる」などさまざまである。そこから創作と史実の境界線を探ることもできるのでは、と考えたからにほかならない。読者の皆さんには、こうした試みをご理解いただき、文学作品を読む楽しさと歴史を考える面白さを同時に味わっていただけると誠に幸いである。(「はしがき」より)
出版社 / 発行日
小径社 / 2014年5月20日
著者
村岡薫(むらおか かおる)
1947年生まれ。埼玉県出身。早稲田大学文学研究科大学院修士課程修了。現在拓殖大学国際学部教授。▼「糞置荘の開発と現地」(『絵引荘園絵図』東京堂出版)、『再検証 史料が語る新事実 書き換えられる日本史』(共編著、小径社)ほか。
掲載日:2014年06月10日