拓殖大学関連の刊行物
『箱(ものと人間の文化史) 』宮内悊(拓殖大学名誉教授)著
「「箱(ものと人間の文化史)」は1991 年に刊行し、その後、2000年に、上海交通大学出版局漢訳・出版されました。
同書は、根源的な家具である箱について、古代から現代まで、諸民族がそれぞれの生活様式に合わせて使用するために作ってきた実例を比較考察している。中国やモンゴル、韓国などの実例も紹介されており、わが国との差違が自然環境や民族性の反映として検討されている。
21世紀は、クローバズムとリージョナリズムの対立として語られることが多いが、身近な家具である箱について、そのあたり事情を確認したいという意図が翻訳出版の背景にあったものと想像される。
出版社/発行
上海交通大学出版局/2000年
法政大学出版局/1991年11月01日
著者
宮内 悊(みやうち さとし)
千葉大学工学部建築学科卒業 工学博士(東京大学)
1961年 - 1969年 岩手大学教育学部
1969年 - 1977年 九州芸術工科大学工業設計学科 助教授
1977年 - 1978年 文部省在外研究員 連合王国
1978年 - 1992年 九州芸術工科大学工業設計学科 助教授・教授
1992年 拓殖大学工学部工業デザイン学科 教授
2003年 拓殖大学退職 同6月 名誉教授
掲載日:2015年01月19日