拓殖大学関連の刊行物
『富士山文化 その信仰遺跡を歩く』 竹谷 靱負(拓殖大学名誉教授)著
富士山が、ユネスコ世界文化遺産に登録された。
はたして構成要素の中に、富士五湖や白糸ノ滝、胎内樹型が含まれているが、その文化的価値はどこにあるのだろう。また、関東一円に現存する富士塚がひとつも含まれなかったが、それに値しないのだろうか。
容易には理解できない奥深さを持つのが、富士山の信仰文化である。本書では、富士山学の第一人者が、世界文化遺産登録を受けた遺跡はもちろん、そこから漏れた重要遺跡もまとめて、富士山文化の全貌を解説する。まさに待望の本格的参拝ガイドとなった。
(以上、本書ジャケットの袖より転載)
富士塚、浅間神社、お胎内、遥拝所、登拝道、富士八海……
こんなに豊かで奥深い世界があった!
【本書に登場する遺跡の一部】下谷坂本富士◎千駄ヶ谷富士◎山宮浅間神社◎大塚◎高尾山富士道◎苗場山◎白糸ノ滝◎人穴◎女人天上◎富士山本宮浅間大社◎村山大日堂◎北口本宮冨士浅間神社◎印野胎内◎船津胎内◎御師住宅◎吉田口◎須走口◎泉端◎烏帽子岩◎小御嶽神社◎明見湖◎お中道◎金明水……
(以上、本書の帯より転載)
出版社 / 発行
祥伝社 / 2013 年 7月 5日
著者
竹谷 靱負(たけや・ゆきえ)
本名・竹谷 誠。1941年、東京生まれ。富士山・吉田口御師の末裔。拓大名誉教授。理学博士。現在は、富士山文化研究会会長、富士学会理事他。略歴は、早大・理工学研究科応用物理学専攻・修士修了。NEC中研を経て、拓大工学部情報工学科勤務。Children Research Center, Univ. of Illinois客員研究員。著書は、『日本人は、なぜ富士山が好きか』(祥伝社)『富士山の祭神論』『富士山と女人禁制』『富士塚考』『富士塚考 続』(以上、岩田書院)『富士山の精神史』(青山社)他。
掲載日:2013年07月09日